EPA・DHAで、血液サラサラに
オメガ3系脂肪酸であるDHAやEPAには、血液サラサラ効果があります。
DHAは、主に赤血球を柔らかくしたり、血管をしなやかにしたりする働きがあります。
また、EPAには、血管の中での血小板を固まりにくくし、血栓を予防する働きがあります。
この結果、血液がサラサラになって、実は高血圧対策にもなります。
高血圧というのは、動脈の血管壁にかかる血液の圧力が高い状態を意味しています。
高血圧の基準となると、その基準値が何度も変わることもあって、どんな根拠からしめしているのかよく分からない点もありますが、今のところ、日本では最高血圧が140mmHg以上、 最低血圧が90mmHg以上の場合は高血圧ということになります。
日本の高血圧基準値 | 最高血圧が140mmHg以上 | 最低血圧が90mmHg以上 |
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高血圧になるような場合には、ほとんど動脈硬化も同時に始まっています。
つまり、動脈硬化がはじまっているから高血圧になっていると考えてもいいぐらいです。
高血圧というのは、血管が硬くなって柔軟性が乏しくなって血流が悪くなるため、血液を体の隅々に送り出すのに圧力を上げざるを得なくなっている状態だからです。
よく塩分の摂り過ぎが指摘されていますが、それだけが高血圧の原因ではないようですよ。
従って、高血圧を正常に戻すには、
血管の柔軟性を保つようなことをする
血液中の脂質バランスを調整してサラサラにしてくれる食品などを摂る
といったことが非常に重要になってきます。
DHA・EPAといったオメガ3脂肪酸が非常に有効です。
EPAとDHAの食品、食べ物とは
以下に、各々EPAとDHAを100gあたりに多く含む食品を、順に列記いたしました。<文部科学省の「食品成分データベース」より>
食品成分ランキング EPA(エイコサペンタエン酸)
1) 4300mg 肉類/くじら/本皮、生
2) 2300mg 魚介類/あんこう/きも、生
3) 2200mg 魚介類/(さば類)/加工品/開き干し
3) 2200mg 魚介類/やつめうなぎ/干しやつめ
5) 2200mg 肉類/くじら/うねす、生
6) 2100mg 魚介類/(さけ・ます類)/しろさけ/すじこ
7) 1800mg 魚介類/あゆ/養殖、内臓、焼き
7) 1800mg 魚介類/(いわし類)/缶詰/かば焼
9) 1700mg 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/水煮
9) 1700mg 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/焼き
食品成分ランキング DHA(ドコサヘキサエン酸)
1) 3600mg 魚介類/あんこう/きも、生
2) 3400mg 肉類/くじら/本皮、生
3) 3200mg 魚介類/(まぐろ類)/くろまぐろ/脂身、生
4) 3100mg 魚介類/(さば類)/加工品/開き干し
5) 2800mg 魚介類/やつめうなぎ/干しやつめ
6) 2700mg 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/焼き
6) 2700mg 魚介類/(まぐろ類)/みなみまぐろ/脂身、生
8) 2600mg 魚介類/(さば類)/加工品/しめさば
9) 2500mg 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/水煮
10) 2400mg 魚介類/(さけ・ます類)/しろさけ/すじこ
- (2013/12/08)EPA・DHAの効能効果を更新しました
- (2013/12/08)EPA・DHAの違いを更新しました